僕が思う介護職のデメリット四つを話そうと思います。
残念ながらいいことばかりではありません…
この記事のまとめ
・介護職は汚い部分をフォローするのが仕事の一つ。
・介護を拒否されたり暴言を受けることも普通にある。
・腰などに負担が掛かりやすい環境である。
・ミスが相手を傷つけることに繋がるが、自分のできることをやるしかない。
汚い仕事が多い
排泄介助、入浴介助、食事介助、どれも少なからず汚い部分があります。
僕が最初面接に行ったとき「介護の基本は食って出すことだから」と言われましたが、確かにある程度的を射た表現だったなと思います。
実際のところ介護サービスを利用する方というのは、日常生活が一人ではできないからサービスを利用して生活を成り立たせています。なので汚い部分を介護職員がフォローするのは当然なのですが、気が滅入ることがあるのは確かです。
拒否されたり、暴言を受けたりすることがある
介護拒否は良くある出来事です。
そもそも介護自体がやられている側にしてみれば不快なことであるように思います。冷静に考えて、トイレに他人がいるという状況や、普通に食事をしていて横から食事内容に声を掛けられるというのが、愉快でないことは想像ができます。
暴言も認知症の方には良くある症状です。こちらがまっとうに対応していても、謂れのない暴言を投げつけられることはあります。これは自分が何をされているのか、どこにいるのかという認識ができなくなったことによるものです。ただ実際に暴言をぶつけられる場合があるわけで、何も感じないと言えば嘘になります。
体に負担が掛かる
身体介護をしていると、特に腰に大きな負担が掛かります。
姿勢をなるべくまっすぐ保つようにする、腰を曲げるくらいならしゃがんでやる、など腰の負担を軽減する方法はいくつかありますが、根本的な解決にはなりません。
他にも手首に変な力が掛かって痛めた、歩くことが多いので膝が痛い、など慢性的に体に負担が掛かりやすい環境ではあります。
自分のミスで高齢者の方を傷つけてしまうリスクがある
例えばすれ違うときにちょっとぶつかってしまっただけで高齢者の方は簡単に転倒します。
渡す薬を間違えば重大な結果を招くかもしれませんし、ちょっと目を離した間に予想も付かない行動をして怪我をしているかもしれません。
医療職ほどではありませんが、介護職も相手の命を預かる立場にあると思います。認知症の方々が普通に暮らしていく中で発生するリスクを取り払うのが介護職の仕事といえるかもしれません。