ニートの就職先として介護が向いていると思う理由

介護,就職 ニート考察

僕自身の経験から、ニートの就職先として介護が向いていると思う理由を語りたいと思います。

会話が下手でもいい

介護がニートに適していると思う最大の理由がこれです。
介護は程度の差こそあれ、認知症の高齢者の方を相手に仕事をします。同世代の人間関係に悩んだり、上司や取引先に神経を使うといったことが少ないです。
そして認知症の高齢者は、僕が接してきた限りにおいてですが、こちらが言葉に詰まったり言葉選びが下手だったりしても、何も気にしません。そもそも一時間もすれば話した内容を忘れている方がほとんどです。こちらの都合のみで乱暴な言い方をしていることを承知で言えば、変なことを言ってしまっても、相手はすぐに忘れてしまいます(もちろん、暴言の類いは論外ですが)。
僕も最初グループホーム勤務になったとき、長い間他人と会話をしていなかったので、会話することのストレスは相当なものがありました。ですが主に接するのが同僚ではなく認知症の高齢者であることが実感できるにつれて、そのストレスはいくらか軽減されたように思います。
今では彼ら彼女らの懐の深さに感謝するような気持ちにさえなります。そもそも僕の年齢を三倍してようやく追いつくかどうかという歳の方々なのです。

適度に体を動かすことができる

介護の仕事は体を動かします。
どの施設にも身体介護を必要とする高齢者の方はいます。体を支えたり、入浴介助をしたり、ベッドに移るのを手伝ったりといったものです。
また日中はみんなで体操をしたりするので、自分の健康にもなります。高齢者向けの体操といっても真剣に取り組むと汗がにじむ程度には体を動かすことになります。
体を動かすことはメンタルにいいです。

職員に年配かつ寛容な人が多い

これは職場によるのかもしれませんが、傾向として、介護職は年配で寛容な性格の方が多いと思います。
僕の運が良かっただけかもしれませんが、邪険にされるどころか、むしろ若いことを理由に重宝されることが多かったです。
もちろん自分と合わない人もいましたが、経験上、どの職場に行っても合わない人というのは存在します。そして自分も含め、ニートになる人間は社会的な能力が欠けている場合が多いと思うので、合わない人間に遭遇する確率は高まると思います。
その上で、介護職の人間と、ニートは相性がいいのではと思っています。せわしなく働くことを要求されたり、厳しい上下関係を守ったりする必要がないからです。あとは最近の介護業界は電子化が進んでいるので、パソコンやタブレットが扱えるとありがたがられるというのも理由の一つです。
そもそも上述した通り、主に関わるのは認知症の高齢者なので、その点も同僚へのストレスを減らしています。

残業が比較的少ない

これも職場によるのでしょうが、僕のグループホームでは残業があまりありません。
高齢者施設は、高齢者の方の生活のリズムに合わせて動きます。なので自然と僕らの仕事のリズムも一定になります。
施設の管理者やナースになると雑務が増えているようですが、例えば僕のように非常勤で一般の介護職をやる分には、残業することはほとんどありません。

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