僕が思う介護職のメリットを三つ紹介します。
コミュニケーションができる
介護をしていると必然的に高齢者の方とコミュニケーションを取ることになります。
以前の記事でも書きましたが、介護する上で口の上手さはあまり関係ないと感じます。親切であるか、優しさがあるかなど、表面的な部分ではないところを認知症の方は感じ取ってくれるように思います。
またゆっくり喋るように気をつけたり、優しい言葉遣いになるように気をつけているうちに、自分の性格も寛容になっていくように感じます。
適度な運動になる
入居者様と一緒にリハビリをしていると、こちらも適度な運動になります。
真剣に取り組むとそれなりの負荷が掛かります。デスクワークばかりやっているよりは遙かに健康に良いです。
自然とどんなリハビリ運動があるのか知ることになるため、私生活でちょっと体がこわばっているなというときに、施設での運動を参考にすることもできます。
また身体介助などはかなりの負荷が掛かりますので、ある意味では筋トレと同じような効果が得られます。
僕もニート時代よりはずっと体力がついたと実感できています。
自分の親の将来を考えるきっかけになる
人間であれば誰しも老いて死んでゆきます。それは自分の親であっても例外ではありません。
いつか歳を取り、体が不自由になって、こちらが面倒を見なければならない瞬間が来ます。そのときにどのように振る舞えば良いのか、モデルケースになると感じています。
もちろん他人の介護を仕事でするのと身内の介護をするのとでは全く違いますが、参考になる部分が多くあるのも確かです。
僕の場合、加齢に伴う困ったことを、外部の機関に相談できるということが分かっただけでも将来の安心に繋がりました。おそらく自分が介護職をしていなければ、実際に自分の両親が認知症になった場合にどうすればいいか、相当に戸惑うことになっていたと思います。