ニート時代千回は繰り返した問いです。ニートであるなら誰でも一度は考えたことがあると思います。
働きたいニートなんていません!
・まず得意なことや、快適な環境を維持したまま金を得られないか検討する。
・無理だったら「ニートに向いている仕事はない」と正しく絶望する。
・仕事への不快感を軽減させるために、「自宅から通えて」「非常勤で」働くのが良い。
自分の得意なことを金にできないか考える
緊急性がないなら、まず得意なことや、快適な環境を維持したまま、金を得る方法がないのか探すのが良いと思います。
例えば絵を描くことが得意ならイラストの仕事を受注できるようにしたり、イラストや漫画を販売したり、パトロンサイトなどで継続的に金を得られないかを考えます。
ただし好きなことを好きなまま仕事にするのは難しいです。他人にとって価値のあるものを提供して、対価として金をもらう構造になっているからです。好きなことというよりは、得意なこと、快適なことで金を得られないか検討します。
自宅からできる仕事も可能であるならばおすすめです。例えば元プログラマーであれば、そのままフリーランスになってしまうことも考えられます。特殊なケースになるとは思いますが。
すぐにまとまった金にはならないと思います。年単位で継続してみないと分からないことも多いです。僕の場合は二年間小説家になれないか足掻きました。結果は見ての通りです。
それでも上手くいけば最高に快適な生き方ができるようになりますし、上手くいかなくても、仕事をする上で必要な絶望感が得られます。自分は(少なくとも現段階では)働くしかないんだ、という絶望感です。
やってみればなんとかなるんじゃないか? そういう期待を抱いたまま、嫌で嫌で仕方がない仕事を始めてもすぐに辞めることになります。
向いている仕事はないと考える
ニートに向いている仕事はあるのか? という問いですが、自分の回答は「ニートに向いている仕事はない」です。
全く就職を考えたことのないニートは少ないと思います。就職を考えはしたけど何らかの理由で上手くいかなかった。あるいは短期間でも働いた後に仕事を辞めてニートになった。こういうパターンが多い気がします。
結局、働くことに向いていないからニートになっているのです。自分も含めて、働くことが得意なニートなんていません。
だからどの仕事を選んでも不快な思いをします。間違いないです。
実家から通える、非常勤の仕事を探す
それでも金がない。働くしかない。あるいは不安に耐えられない。そうなったときに取れる選択肢は働くことしかありません。もう得意なことや快適な環境で働けるかどうかを試した後ですから、絶望するしかありません。
それでも僕の方から指針を示せるとしたら、実家から通える仕事を探すのが良いと思います。
そしてフルタイムで働いてはいけません。月15日とか、せいぜい18日程度にしておくのが良いと思います。僕は今でも月18日しか働いていません。
とにかく仕事に支配されている時間を減らしながら働くことを考えます。就職を希望しているのに働く時間を減らそうとしているのは矛盾でしかないのですが、それしか方法はありません。
仕事を好きになろうとか、好きな仕事を探そうとか、そういう方向性で戦っても徒労に終わります。少なくとも自分は徒労に終わりました。
今でこそようやくブログなど他のことに手を出せる精神的余裕が出てきましたが、それでも5年ほどかかりました。
あえて主語を大きくするならば、ニートは絶望して働くしかありません。
でもその絶望感を軽減させる方法として、実家から通える距離で、非常勤の仕事をする、というのが良いのではと思います。良いというか、気休めなのですが。