毎月の部屋代や食事代の他にも、経費が掛かる場合があります。僕の勤務しているグループホームの場合になりますが、一例を紹介したいと思います。
ご本人様の状況に応じて、購入しなければならない物品が発生する場合があります!
預かり金
利用者様の日常生活で必要なものを施設で買うために、一万円程度のお金を施設で預かります。
使い道は事前に家族の了解を得ます。大抵は物品の購入費になり、例えば好きな飲み物といった嗜好品に始まり、目薬や服、下着、人感センサーのように安全上必要なものなど様々です。
少なくなってくると家族に連絡して入金をお願いしています。
おむつ・尿取りパッド
必要に応じて購入しなければならないものです。
その利用者様がどの程度の頻度でパッドなどを交換するかによりますが、思ったより高額になることが多い印象です。
完全に排泄介助をするとなると、一日に五回程度は交換することになります。
飲み物代
施設で提供しているお茶などを飲んで頂けない利用者様は、好きな飲み物で水分補給の足しにすることがあります。そうしたときに特に飲み物を購入していただくことがあります。
預かり金は臨時で購入するものに使うことが多いため、施設によると思いますが、日常的に別の飲み物が必要になる場合は、二ヶ月に一回持参するといった形になると思います。
例えば僕の勤務している施設には、甘酒が好きだけれど他の飲み物はあまり飲まない、レモンティーしかまとまった水分を取ってくれない、といったような方がいらっしゃいます。
人感センサーなどの購入
安全上必要になった場合に、人感センサーや感圧マットなどを買う場合があります。
僕の施設では大半が人感センサーでの対応をしています。必要になるのは、車椅子を利用するほど歩行状態が悪いのに、本人が自分の身体状況を理解できずに歩き回ろうとしている場合などです。こうした場合は夜中に立ち上がって歩こうとして転倒することが多いため、人感センサーを設置して立ち上がったら介助に行くことになります。
個別に対応できれば理想なのですが、夜勤帯は一人で九名を見ることになり、また居室に張り付いているわけではないので、こうしたセンサー類で安全を確保することが多いです。
歩行器・車椅子の臨時購入
歩行状態が悪くなり、歩行器や車椅子が必要になる場合があります。
他の物品に比べてかなり高額になりますので、中古のものを購入して利用する家族の方も多いです。実際中古で十分という感じもあります。新品は見た目は綺麗ですが機能が変わるわけではありません。