介護のストレスを軽減する方法

介護について僕が思うこと

僕が思う介護のストレスを軽減する方法を紹介します。

yunta
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介護業を続けているうちに、初めの頃よりはストレス耐性が付いたと感じます

・一人でやろうとせず、家族や専門家の協力を得る。
・他人はコントロールできないということを理解し、相手のペースに合わせる。
・全て介助するのではなく、可能な限り相手に協力してもらう。
・介護でストレスを感じるのは当然なので、自分に優しくする。

一人でやろうとしない

一人で抱え込むと辛いです。仕事でやるならまだしも、身内の介護をする場合は特にです。
まずは家族の協力を得られないか考えます。次に地域包括支援センターなど、高齢者支援を専門としているプロに相談しましょう。
他人の視点が入るということは重要です。精神的に楽になりますし、労力も分散されます。
疲れているとまともに考えることが難しくなってきます。そうなる前に家族やプロの協力が得られると良いです。

他人はコントロールできないと理解する

他人はコントロールできません。コントロールできるのは自分だけです。
要介護者にも当然ですが自分の想いがあります。自分のやりたいことがあり、自分の行きたいところがあり、自分のタイミングがあります。それは認知症になっても同じです。
相手のペースをこちらのペースに合わせようとしても上手くいきません。むしろこちらが相手のペースに合わせる意識が大切です。
身も蓋もないことを言えば、認知症の場合、そもそもこちらのペースに合わせてもらうことを理解することが難しいです。こちらの苛立っている気持ちは伝わってしまうため、拗れることが多いです。

全てやるのではなく、手伝うことを意識する

車椅子への移乗を例にすると、相手を抱えて車椅子に移すのではなく、手すりや肘掛けなどを掴んでもらって、一緒に力を入れて移乗した方が楽です。自分も楽ですし、介助される側も楽です。
認知症であったり体が不自由であっても、全介助の方でないならば、相手に協力する意識でやった方が上手くいきます。できることはやってもらうと言い換えても良いです。
実際に自分の身に置き換えて考えてみると、完全に何もかもを介助者のペースでされるよりも、こちらのペースで動いているのを支えてもらった方が気分が良い方が多いのではないでしょうか。
相手の動きに合わせて部分的に介助することは、お互いに身体的・精神的にメリットがあります。

ストレスを感じて当然だと自分に優しくする

介護はストレスを感じて当然です。
仕事であってもストレスを感じるのに、身内の介護をするのは相当に辛いと思います。
でもその感情自体を否定してはいけません。自分の負の感情を否定すると余計にストレスが増えることは、精神医学的にも証明されています。
「自分はストレスを感じている。ストレスを感じて当然なんだ」と自分に優しくしましょう。自分に優しくしてこそ、相手に優しくする余裕が生まれます。
人間は機械ではありません。ましてや介護をする機械などでは絶対にありません。相手にも感情があるという話を上でしましたが、もちろん、介護をしている側の人間にも感情があります。
それに自分の負の感情は、介護されている側にも伝わります。不思議なものですが、こちらが苛々しながら介護をしているときは、介護拒否が増えたりして上手くいかないことが多いです。
自分に優しくしましょう。それが結果的に、相手にとっても良い結果になります。

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