投資初心者が実際に下落相場に直面して得られた教訓三つ

投資

今年から全世界株式に投資を始めたのですが、2023年3月15日現在、svb銀行の破綻から始まった下落相場に完全に巻き込まれています。
投資を始めた直後に下落相場に直面し、得られた教訓を三つ挙げたいと思います。

yunta
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ブログのネタにして何とか精神の平静を保とうとしている投資初心者の図です

・生活防衛資金は相場が下落し自分が損をした想定で決めたほうが良い。
・自分は大丈夫と思っていても下落相場では誰もが必ず狼狽する。
・周りの人に投資を勧めるのはトラブルの原因になるので絶対に止める。

生活防衛資金は下落時を想定して決める

一番最初に思ったのが、生活防衛資金をもっと多めに取っておけば良かったなということです。
生活防衛資金とは、生活水準資金であるということに気がつきました。例えば二百万円の生活防衛資金があるとしたなら、二百万円の生活水準で毎日を過ごせるということです。
投資を始める前は右肩上がりの相場を想定していると思います。損しないことを前提に投資を始めるので、生活防衛資金も切り詰めたものになりがちです。上昇相場では誰もが強気になるのです。
実際には、相場の下落というものは必ず起こります。特に長期投資を前提にしている場合、必然的に下落相場には何度も巻き込まれることになります。
なので生活防衛資金を決める際には、その額があれば最低限の生活ができるという考えの他に、下落相場が実際に起きたときにどれくらい持っていれば安心できるかという観点も取り入れるべきだと思います。

下落相場では必ず狼狽する

僕は割とお金に無頓着な方だと思っていたのですが、やはり凡人の例に漏れず、下落相場を前にしてそれなりに狼狽しました。
なにしろこちらは得をすると思って投資を始めたのですから、いきなり多額の(といっても投資家からすれば微々たる額ですが)含み損を抱えるなんて、想像こそすれ実際にはまあ起きないだろうと思っているわけです。それが現実に損を抱えてしまうと、やはり色々なことを考えます。
投資は悲観的に始めた方が良いと思います。最終的に得をするという見通しを持っていても、その過程では損する期間を通過しなければなりません。損する期間というのは、増えたものが減ってプラマイゼロになるということではなく、単純に減っただけということもあり得るということです。
僕は狼狽し、再び先人の知恵に助けを求めました。結局「航路を守る」、つまり「自分が40歳ないし50歳になる頃まで全世界株を保有していればまあ多少は儲かっているだろう」という最初の見通しは変わっていないので、今持っている株はホールドしようと思います。

周りの人に投資を勧めない

僕は投資の勉強を多少なりとも始めて、投資をすることは合理的な行動であるという考え方にすっかり染まっていました。おそらくありがちな、投資の良い面だけを見て、悪い面を知らない、THE・投資初心者です。
だから一時期、家族などの周りの人に投資を勧めようかと本気で考えていました。でも今は、勧めなくて良かったと思っています。
例えば両親が僕の口車に乗せられて1000万円全世界株に投資していたとしたら、今頃100万円以上の含み損を抱えていたことになります。僕は曲がりなりにも「相場は下落することもある」ということを自分から進んで勉強しましたが、他人から言われて投資を始めた人間にそんな覚悟があるはずもありません。当然、儲かることしか考えていないはずです。
結果的に、「僕は両親の老後の資金から少なくとも100万円、今後さらに損失が拡大する可能性を負わせた人間」として、非常にまずいことになるところでした。
相場は下落することもある、というよりは、相場は必ず下落する時期を経る、と考えた方が良いと思います。必ず下落するのです。一時期を切り取れば
だから投資は自発的に始めるもので、他人に勧めるものではないと僕は思います。

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